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- 業種
- 大工
- 卒業期
- 91回
- 名前
- 矢ヶ崎吏浩
- TEL
- 0263-54-1512
- FAX
- 0263-54-4858
- yaga.daiku@gmail.com
- URL
- 部活/生徒会
- 剣道部
塩尻の閑静な住宅街の中に矢ヶ崎建工さんはあります。今回は矢ヶ崎建工の代表様に取材させていただきました。
*仕事の内容を教えて下さい。
仕事としては、主に住宅や施設のリフォームを手掛けています。大工としては父がやっていたので2代目です。
飛び込みの仕事というよりは、ハウスメーカーの仕事を請け負って、工事に携わっている形ですね。
部分的な改修工事も全改修も請け負っています。
子供がある程度大きくなったので、今は細々と仕事に取り組んでいますね。
また、お客様に工事内容の説明する際には、CADもそうですが3Dソフトをメインに使用して説明を行っています。
自分たち職人は、平面図を見れば建物の完成した姿をある程度想像できるので建物が見えてくるんですが、お客様はそうではないので可視化·イメージ化してお客様に伝えるツールとしては重宝しています。
ハウスメーカーと渡り合う為にもそういったツールを使いながら仕事をしていますね。
*仕事の中で松商との関わりはありますか?
松商での繋がりから依頼が来た仕事として、松商の柔道場の床工事をやりました。
同級生からきた仕事だったのですが、その時に松商の横の繋がりを強く感じましたね。
仕事が来た経緯としては、同級生が母校の工事に携わっていてリフォーム工事に入れないかと声がかかった所から仕事に発展しました。運動部が毎日練習をしている場所なので、遠征に行っている期間に合わせて工事の日程を組み、施工しました。
自分が剣道部だった事もあって隣を使っていたので工事を請け負った時には、自分の母校の修繕に携われることにとても感慨深い気持ちになりましたね。
*今後の展望を教えて下さい。
会社として、人を増やすことは考えていなくて今ある仕事、リフォーム工事をしっかりやっていきたいと思っています。
仕事をやっている中で、利益もそうですが調子のいい時がありまして、そういった時に会社を大きくしようかとも考えましたがそこまで踏み込めなくて、現場で大工として働く方が向いているかなと感じました。
一番は、人を使えないなと感じたことですね。
人の上に立って、職人を動かす事の難しさを痛感した時期がありまして、自分で行動した方が早いという発想になること自体が上に立てないなと感じた一番の理由です。それが自分の資質だと思っています。
基本は一人で仕事請け負いますが、職人のチームで動いている形なので仕事の段取りは自分で行ないますね。
子供も後数年で巣立つので、これからは仕事に邁進しながら趣味も楽しみつつ生きられればいいなという風に思ってます。
仕事に生きるという方は本当に凄いと思いますが、それだけが人生のメインじゃないかなとも思っていまして。
若いうちに勝負をかけたほうが良かったんじゃないかなと思うこともありますが、自分にはそういった生き方は向いていないとも思います。
自分の体さえあればずっと続けていける仕事なので、今後もリフォームを手掛けながら趣味も楽しんで行きたいと思います。
取材にお邪魔した際は、ストックヤードの改築工事をする前の時期ということでした。
新設された折には、また取材に伺わせていただきます。
2021.10