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- 業種
- 飲食
- 卒業期
- 95回
66回
- 名前
- 出井 健太郎
出井 健二
- TEL
- 0263-32-4220
- FAX
- 0263-39-0680
- 部活/生徒会
- 出井健太郎 生徒会長
出井健二 旧応援団
10名から40名様までの宴会出来ます。
土・日曜日は三世代でお座敷ランチ、ディナーをお楽しみください。
今回は松本市大手にあります、中国料理店 百老亭に取材に行って参りました！
＊お店のアピールポイントを教えて下さい。
今年で、お店が５０年目の節目の年です。父親も松商生でして、私で２代目の店になります。
地元の方々のおかげでこんなにも長くお店を続ける事ができています。それこそ、コロナ前は松商学園の打ち上げで使ってもらったりしていましたので。
イチオシで出している３本柱が、麻婆豆腐・お米の皮を使ったミンハーキン・山賊焼きです！
昨年の９月にテレビで放送した山賊チャーハンは、翌日からお客様が来てくれてお店の前に行列ができました。
本当にありがたいことです。
＊中国料理店として、他店と違う取り組みを何かしていますか？
地元で商売をやっていく上で地域との繋がりというのがとても大事だと感じています。
現在、松本食堂事業協同組合という組合に所属していまして、２０年くらい前に青年部が出来ました。
組合には、山賊焼き応援団というものがあって松商出身の店主が多く在籍しており、活動しています。
組合の中で自分のお店だけではなく、地域に根ざした形で地域に貢献・協力できないかという想いがあり、『山賊焼きを地元の売りにしていこう！』という活動が始まりました。
当店もその活動に賛同して、元々店になかったメニューですが、山賊焼きを出し始めました。
うちは中国料理ですけど、一緒にこの活動を盛り上げてくれている店は、蕎麦屋・割烹・洋食などジャンルも様々です。それぞれの店で山賊焼きのメニューを考案して提供しています。
観光協会で山賊焼きのおすすめお店として、当店を勧めてもらってたりしている所を見るとソウルフードとして、だいぶ定着したなと感じます。松本に観光で来る方は、お蕎麦や山賊焼きを目当てに来る方も増えていますしね。
発足から２０年かかりましたが、段々と松本の地のものとして地域に定着してきているのを感じると嬉しいですね。
今では山賊焼きを食べられるお店はジャンルは様々ですが、１００店舗にものぼっています。それだけ広まったことを考えると感慨深いです。
TV番組で更に人気になった山賊チャーハンを作っていただきました！
＊この活動で苦労した点はありますか？
大切なことは、みんなの店で出せるものじゃないと広がらないということ。どこの店でも出せるというのが重要だと考えました。また、簡単に出来る・手間のかからない料理であるということ。
鶏肉の一枚肉にお酒と醤油とにんにくをベースにして味付けされる山賊焼きは簡単でシンプルな料理です。
当店も試行錯誤して、今の山賊焼きの味になりました。
他の店も、蕎麦屋ならそば粉で揚げたり、洋食だったらバナナなどが入っていたりと、ベースを基本にそれぞれの店の味を出しています。
山賊焼きが松本のソウルフードであることは知っていましたが、たくさんのお店が山賊焼きを地の物としてお店に出している裏側には、地元の飲食店の方々のこういった地道な取り組みがあったことにとても感動しました。
＊お話の中で松商学園のコミュニティを強く感じましたが、良かった点はありますか？
野球をやっていたのもあって、小学校の頃から松商に行きたいと考えていました。私が中学生の時に松商が甲子園に行ったのがかっこ良くてとても憧れたのもありますね。松商に入りたくて入ったので、学校に対する想いも強いです。
今思うことは、松商に行ったことで色々と恩恵をもらっているなと感じます。商売をするのに松商という母体があることに非常に感謝していますね。
例えば、地元の酒屋・肉屋・魚屋などは松商出身の店主が多く、今取引があるおしぼりを卸してくれている会社も松商の繋がりです。
コロナ以前は飲みの席で知り合ったり、配達員が代わったりした時の挨拶で松商生であると知ったり、話をしていく中で松商だと知るとそこから商品を卸したりすることも多々あるのは、松商あるあるですね。
年代が被っていなくても、そこから仕事に繋がるのが松商の良い所。お店の中にも松商と分かるようにグッズを置いたりしています。
また、私は地元の消防団にも所属していて、消防団の中にも松商生が多いですね。みんな地元愛にあふれています。
＊今、お店で大切にしている事は何でしょうか？
松商の精神は、『 自主独立 』。
常に考え続け、自分で行動し、それぞれが努力し続けることの大切さを言うこの言葉、いいですよね。今もこの精神を大切にしています。
改めて思うことは、仕事に関しては丁寧を心がけるようにすること。
お店に来てくれるということは何かが良くて、求めて来店してくれているということなので、それを今まで以上に来てよかったなと思ってもらえるように努めていこうと思っています。
考える時間が増えたこともあって、お店に来てくれてありがたいなという気持ちが強くなりました。コロナになって考え方が変わりましたね。
2021.9